直接投票について考える

2021-05-24合理化,提案直接投票

直接投票って何

代議士=議員に委託せずに、一人一人が投票する制度のことです。一番シンプルな多数決です。

投票を成立させるための課題と現状

直接投票を実施するには次の課題をクリアする必要があります。

  1. 特定の人物が行った投票だと証明できること(本人性)
  2. 何について行われた投票なのか証明できること
  3. 投票内容が改ざんされていないと証明できること
  4. 二重カウントなどのミスや不正を排除したルールどおりの票の数え方ができていると証明できること
  5. 採決結果が正しく発表されること

代議士制を採用して、代議士を会場に集めて投票を行うという方法は上記の条件をクリアしている、とされている、わけです。

直接投票では全国に投票会場を作り、膨大な人数を動員して実現しています。

膨大なコストがかかっているという点もポイントなのです。

コストがすごいのでやり直しがきかないのです。

低いコストで直接投票を実現できる?

常識を捨てれば余裕でできます。

テレビ・電話・スマホのいずれかを使用できれば、ほぼ全員が投票のための機械を保有しているからです。

  • テレビはデータ放送が双方向性があります。投票が行えます。
  • 電話は投票のための専用番号にダイアルして自動音声に従って投票を行います。
  • スマホは専用ページの投稿フォームで十分可能です。

クリアしなくてはならない課題として、本人性や二重カウントを防ぐためのアカウント作成です。

国策であればマイナンバーといういいものがあるので、地方自治体でこれが活用できればこんなにいいことはないです。

マイナンバーの課題・弱点

マイナンバーは弱点があります。

カードと暗証番号の両方を持っている他人に使用されてしまうことです。

制度を作った人は十分に分かっていたと思いますが、様々な抵抗があって実現できなかったのだと思います。

何がって?生体情報の収集とマイナンバーを紐づけることですよ。

マイナンバーカードを真に活用するためには、暗証番号ではだめなのです。

暗証番号を知っていれば他人が使えてしまうのです。

例えば指紋3指分のような肉体に紐づく情報をカード使用のための鍵としなくてはならないのです。

よって、日本人は役場に指紋を登録する必要がある、のです。

静脈パターンや耳紋でもいいですけども、生体情報用ユニットの低価格化を考えると指紋がベストだと思います。

ついでに捜査目的でもこの指紋情報を活用可能とすれば警察官の数も減らせるかもしれませんね。

まずは小さい単位で行ってみませんか

生体情報の使用は大勢の同意が必要でしょうから、いますぐどうこうできるものではありません。

生体情報を利用せずに直接投票を実現するためには、投票する人数を減らし、別の方法で不正防止する必要があるでしょう。

例えば投票時に端末を操作している人の写真を撮影し、本人に間違いないか人が審査して投票内容を承認する、とか。

かかるコストに眩暈がした人は、10票に1票この確認作業を入れるという妥協案もあります。

会場に投票者を集めて人間が監視する今のスタイルよりはましでしょう。

さて、投票する人数を減らすということで、市や村単位の投票から初めてみませんか、というのが本記事の提案内容です。

実験が必要ですか?では町内会から始めてみてはどうでしょうか。

町内会ですと1票=1世帯かと思いますので、かなり投票数を減らすことができます。

具体的には以下の方法で行います。

  1. 世帯に投票者を決めてもらい、事前にアカウント作成を行ってもらう。
  2. 作成されたアカウントは長い数字とする。数字以外では投票時の入力に問題が生じる。
  3. 投票時に、地番(1丁目1番1号なら111、○○甲100番地なら説明書きに○○甲は数字いくつと決めておく)とアカウントの入力を求める。
  4. 投票の有効性を確認する時は、地番とアカウントが正しい組み合わせか確認する処理を入れる。

町内会ですと、住所とアカウントの組み合わせが良さそうです。

アカウントのデータベースが流出しても地番のデータベースと分けて保管することで不正使用を水際で防げますし、アカウントの再取得をしてもらうことでこれまでのアカウントデータベースを無意味にすることもできます。リセットを行うことができるのです。

投票を直接行っても、議論は代理人に行ってもらう必要があります

本記事では直接投票を提案し、実験として町内会→市町村とステップアップしていくことを示しました。

あくまで投票方法を直接投票にしようという提案ですので、議題に関する議論は代理人に行ってもらうという点は現状と変わりません。

議論を行っている様子は、WEBページに動画で公開します。

その上で議論の要点をまとめたものを文書にして公開します。

文書はWEBページで公開しつつ、旧来の回覧版や掲示板に張り出す方法で皆に示せばよいと思います。

投票権を持たず議論のみを行う代理人は、自分の希望する案に票を投じてもらいたくても議論をがんばるしか方法がありません。

投票者は自分が希望する案を通そうと思っても、代理人は投票権を持っていないので議論をがんばってもらうしかありません。票を買収するには投票権を持つ人が多すぎてコストがかかりすぎる点で抑止力になります。

直接投票の隠れたメリット

最大のメリットなのではないかと思うのですが、コストが安く済むので、これまでまとめて行っていた投票をこまめに行うことができるのです。

つまり、

  • 投票内容を投票で決める
  • 投票結果を巻き戻すかどうかを投票で決める

というように、細かなことも投票権を持つ者による直接投票できめることができるようになります。

実践例

町内会で実践するとして、具体的なやり方の例を示します。

無茶苦茶簡単です。

やりたい人がグーグルフォームに登録します。

サンプルを用意しました。

試しに1件回答しました。

アカウントにあたる番号は「12345678901234567890」で、

番地にあたる情報は「999」としました。

質問は一件だけで、回答は「まだ議論が足りない」としました。

集計結果はこんな風に表示されます。

集計結果

回答用紙的なものを個別に表示でき、アカウントと番号を確認できます。

回答用紙

この時点でやりたいことはできます。

チェック等は人力で行えばいいからです。

もちろん複数人で同時にアクセスし、作業を行うこともできます。

そもそもこの種のクラウドサービスと呼ばれるものは、複数人で同時に作業を実現するための発明なのです。

更に更にこのサービスではデータをcsv形式でダウンロードできます。

csv形式って何ぞやの説明は…、まあ…、カンマ「,」でデータを区切った文字列のファイルって感じでしょうか。

見たほうが早いですね。

csv形式

こんな風にカンマ「,」毎にデータが区切られています。

この形式だと何が良いか、面倒なことしなくても表計算ソフトに取り込めるのです。

カンマを目印にエクセル等の表計算ソフトが自動で一つのセルに一つのデータを取り込んでくれます。

筆者はLibreOfficeという表計算ソフトを使っていますのでその画面を示しますがエクセルでも同じです。

csv形式のファイルを表計算ソフトに取り込んだところ

B列にアカウント番号、C列に番地、D列に質問への回答内容が表示され、ちゃんと一行になっています。

表計算ソフトですのでフィルタ機能や関数が使えます。

別に番地とアカウント番号の対応表を用意し、関数は…そうですね…、IF関数でいいかな。

=IF(C2="対応表の番地全体",IF(B2="対応表で該当するアカウント","OK","アカウントが違う"),"番地違う")

とかこんな感じでいいんじゃないですかね。ん?番地全体の検索はもう一工夫いるかな?

まあここで言いたいことはエクセルの関数程度なら普通の事務職で十分対応できるので、あなたができなくても周りにできる人がすぐに見つかるということです。

あとはアカウントの作成方法ですが…。

町内会ですから名簿があるわけで、アカウントは町内会で作成して各世帯に通知する方法がいいと思います。

データベースは表計算ソフトを使いましょう。町内会ですし、やれる人がいることが大事です。

余談

筆者は代議士制という方法にうんざりしております。

自分の考えが全く代議士の議論と投票行動に反映されないので、せめて投票だけは自分が直接行いたいなぁという思いで今回の記事を投稿しました。

匿名新潟ブログはとてもいい試みだと思います。

この記事を読んで自分もやってみたいと思ったそこのあなた。

あなたの知見を是非投稿しましょう。そして新潟を改善しましょう。

最後に

ブログという形で発表する場を与えてもらえてサイトの運営者には感謝しております。

もし記事が収益を上げたら仮想通貨で支払ってもらえるとのことなので、楽しみにしています。